大垣市は不動産売却しやすい街?住環境や売却相場は?

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大垣市は不動産売却しやすい街?住環境や売却相場は?

不動産売却をするときは、売主自身でその街の概要や住環境をチェックしておくと、購入希望者に伝えることができます。
併せて土地や建物の売却相場を調べておけば、価格設定や値下げ交渉の際に役立つでしょう。
そこで今回は、大垣市の概要や街の住環境、不動産の売却相場について解説します。
大垣市で土地や建物を売ろうとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

大垣市で不動産売却をするなら知っておきたい街の概要

大垣市で不動産売却をするなら知っておきたい街の概要

まずは、大垣市で不動産売却をするなら知っておきたい、街の概要について解説します。

概要1:位置

概要を知るうえで把握しておきたいのは、街の位置です。
日本列島のほぼ中央に位置し、岐阜県の西部にあります。
市域には、東部の墨俣地区および南西部の上石津地区という飛び地があり、全国でも唯一複数の飛び地を持つエリアです。
東京までの距離は約410㎞、大阪までは約146㎞、名古屋までは約44㎞で、大都市圏に近い生活圏に位置しています。

概要2:歴史

概要として、歴史もあらかじめ知っておきたいポイントです。
大垣市には弥生時代から集落があったとされ、市の北西部には古墳が多く発掘されています。
奈良時代には美濃国分寺が建立された記録が残る街です。
古くから東西交通の要衝であったため、壬申の乱や源平合戦など、古代から中世にかけて度々争乱が起こりました。
戦国時代の1535年に大垣城が築城されると、城下町として繁栄しました。
治水工事や新田開発が実施され、国力が強化されるとともに、学問や文化の奨励にも努め、文教都市としての基礎を築きます。
経済面では、中山道や美濃路の街道整備により、宿場町として繁栄しました。
明治に町制施行で大垣町となり、大正には市制施行で大垣市が誕生しました。
平成には上石津町と墨俣町を編入し、現在の市域となっています。
歴史ある街であることを不動産売却時にアピールすれば、興味を持ってもらえるかもしれません。

概要3:人口

不動産売却をする際、その街にどのくらいの人が住んでいるのかも、あらかじめ知っておきたいポイントではないでしょうか。
大垣市における令和6年度の人口は15万6,998名です。
男性が7万6,715名、女性が8万283名で、世帯数は6万9,872世帯です。

概要4:歴史人

大垣市は、江戸時代の俳人である、松尾芭蕉の「奥の細道」の終着点としても有名です。
松尾芭蕉に由来し、全国俳句大会など、俳句にちなんだイベントが開催されています。

概要5:農業と水産業

大垣市は、市域内を多くの河川が網目状に流れている街です。
地下水が豊富で、おいしい水に恵まれていることが特徴です。
そのため、古くから「水の都」として広く知られています。
主要な農産物はお米で、ブランド米としての地位を確立している、れんげを緑肥として利用した「れんげハツシモ」が有名です。
また、カミツレ(カモミール)の生産量は日本一を誇ります。
そのほかにも、苺や養蜂、わさびなど、多岐にわたる農産物が栽培されている、農産物豊かな地域です。

大垣市の住環境は?

不動産売却のしやすさを左右する大垣市の住環境や住みやすさは?

続いて、不動産売却のしやすさを左右する、大垣市の住環境や住みやすさについて解説します。

住環境1:交通アクセス

不動産売却で住環境をチェックする際、交通アクセスは欠かせない情報です。
大垣市は大垣駅を中心に、電車の路線が東西南北に通っています。
市内を通るのは、JR東海道本線、樽見鉄道、養老鉄道の3つの路線です。
3路線が通過する大垣駅を中心に、大垣市は発展しています。
また、大垣市は岐阜や名古屋方面のほか、東京・大阪へもアクセスしやすい立地といえるでしょう。
新幹線を利用する場合、東京へは約2時間30分、大阪へは約2時間で到着することができます。
車でのアクセスも名神高速道路が利用でき、大垣ICから各主要都市へ容易にアクセスすることが可能です。
名古屋までは約1時間で通勤圏内のため、ベッドタウンとしても人気の街です。
マイホームを購入する際、交通アクセスの良さを重視する方も少なくありません。
利便性に優れていることをアピールすれば、早期の売却が目指せます。

住環境2:買い物スポット

不動産売却時は、住環境の良し悪しに影響する買い物スポットの有無もチェックしておくことをおすすめします。
大垣市は、昔ながらの商店街をはじめ、売り場面積1万㎡以上の大型店舗まで、多くの買い物スポットがあるエリアです。
ショッピングモールも数多くあり、日常使いにも家族のショッピングにも適しています。
引っ越し先の周辺に買い物スポットがあることは、住みやすさの向上につながります。
大垣市で不動産売却をする際は、買い物スポットの多さをぜひ購入希望者に伝えてみてください。

住環境3:子育て環境

大垣市は、子育て支援日本一を目標に掲げ、豊富な子育て支援制度を整えています。
主な支援には、家庭訪問型子育て支援、ひとり親向けの生活支援、お子さまの預かりや送迎支援などがあります。
また、子ども医療制度やひとり親世帯向けの医療費補助、プログラミング教室なども実施しているのが特徴です。
お子さまをお持ちのファミリーが引っ越しをする際、多くの場合、子育て環境の良し悪しが重視されます。
子育て環境が充実している大垣市は、お子さまをお持ちのファミリーに向けた不動産売却にも適しています。

住環境4:お出かけスポット

大垣市には、下記のようなお出かけスポットがあります。

●大垣城
●大垣ひまわり畑
●おおがき舟下り
●多良峡森林公園など


大垣市には、自然や川、歴史にまつわるお出かけスポットが多くあります。
大垣城は、全国的にも珍しい4層の天守を持ち、大垣市のシンボルとして市民に親しまれています。
関ヶ原の戦いでは、西軍・石田三成の本拠地となっていたため、資料館では関ヶ原の戦いについて学ぶことが可能です。

大垣市の不動産売却相場

大垣市の不動産売却相場

最後に、大垣市の不動産売却相場について解説します。

土地の相場

大垣市における土地の相場は、1坪あたり27万円です。
前年比はマイナス2.6%の下落で、10年前と比較すると、相場はマイナス22%の減少となっています。
ただし、周辺エリアの過去10年間の平均増減率は、マイナス29.0%です。
周辺エリアと比較すると、大垣市は有望なエリアといえるでしょう。

一戸建ての相場

大垣市の一戸建てにおける相場は、1坪あたり62万円です。
前年比はマイナス5.5%の下落で、10年前と比べると、相場はマイナス21.5%下落しています。
一戸建ての相場は下落が続いているため、不動産売却をするなら今が適切なタイミングです。
これ以上の下落を避けるためにも、早めに売りに出すことをおすすめします。

マンションの相場

大垣市におけるマンションの不動産売却相場は、1坪あたり100万円です。
前年と比べるとマイナス0.8%下落していますが、10年前と比較すると、プラス2.4%上昇しています。
過去10年間で相場は上昇しており、資産性が高いといえるでしょう。

まとめ

日本列島のほぼ中央に位置しており、岐阜県の西部にある街です。
交通アクセスや買い物スポット、子育て環境に恵まれた街のため、幅広いターゲットに向けた不動産売却をおこなえます。
マンションの相場は10年前と比較するとアップしているものの、土地と一戸建ての相場は下落しているため、これ以上下がらないうちに早めに売りに出すのがおすすめです。


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