海津市で不動産売却をするならチェック！住環境や売却相場は？

不動産売却を考えたとき、早期の売却を目指すためには、その街の概要や住環境を知っておくことがポイントです。
いくらぐらいで売れそうなのか、あらかじめ相場を把握しておくと、価格設定もしやすいでしょう。
そこで今回は、海津市の概要や住環境、不動産の売却相場について解説します。
海津市で土地や建物を売ろうとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

海津市で不動産売却をするなら知っておきたい街の概要

まずは、海津市で不動産売却をするなら知っておきたい、街の概要について解説します。

概要1：位置と面積

概要として知っておきたいポイントの一つは、位置と面積です。
海津市は岐阜県の南西部に位置し、県内最南端の街です。
東部は愛知県、西部は三重県に隣接しており、南端は愛知・岐阜・三重の三県の県境となっています。
市域の中央部を揖斐川が流れ、東側には長良川と木曽川が南北に流れています。
また、市域の半分以上が輪中地帯です。
そのため、水防活動が各地区で盛んにおこなわれています。

概要2：自然と気候

自然と気候も、海津市で不動産売却をする際にチェックしておきたい重要なポイントです。
前述した、長良川と木曽川は、東海地方を代表する河川です。
長良川と木曽川が東境を、揖斐川が中央部を流れ、市域内には北端を流れる大榑川や、内水排水路としての役割も持つ大江川、養老山地の水を集める津屋川などが流れています。
これらの河川は、豊かな自然生態系が維持・保全されています。
そのため、住民の生活に密着しているのが特徴です。
海津市民にやすらぎと潤いを与えるとともに、河川によってもたらされた肥沃な土壌に培われた豊かな田園地帯が広がっています。
また、西部には標高500～800mの小高い山々が連なる養老山地があり、山麓ではみかん園や柿園が広がる自然豊かな地域です。
気候は冬季に伊吹おろしと呼ばれる北西風が強いものの、伊勢湾などの海洋性気候の影響を受けて、概して温暖なエリアとなっています。

概要3：歴史

海津市の歴史は、縄文時代から続いており、貝塚が発見されるなど、一帯がかつて海に面していたことが示されています。
木曽川、長良川、伊尾川の三川が複雑に入り組み、川の中に中洲のような形で土地が形成され、集落が発展しました。
しかし、低地であるため、高潮や大雨による深刻な水害被害も多く受けてきます。
鎌倉時代には、集落を取り囲む堤防が築かれ、この堤防が高須輪中を完成させました。
江戸時代には、高須藩が治水工事に取り組み、洪水の頻発に対して薩摩藩の支援を受けました。
明治時代に入ると、1887年（明治20年）には外国人技師による木曽三川の分流工事が始まります。
そのあと、1896年（明治29年）には海西郡、安八郡の一部が合併して海津郡となります。
大正時代には洪水被害が減少し、輪中も徐々に姿を消していきました。
そして、2005年（平成17年）に海津郡の海津町、平田町、南濃町が合併し、現在の海津市が誕生しました。

概要4：人口

海津市における令和6年度の人口は、3万1,549名です。
世帯数は、1万2,614世帯となっています。

海津市の住環境や住みやすさ

続いて、海津市で不動産売却をするならチェックしておきたい、住環境や住みやすさについて解説します。

交通アクセスが良好な街

海津市は交通アクセスが良好で、住環境に恵まれた地域です。
海津市は岐阜県の南西部に位置し、隣接する自治体には愛知県の愛西市と稲沢市、三重県の桑名市といなべ市も含まれます。
主要な隣接自治体としては、大垣市、桑名市、名古屋市が挙げられます。
車でのアクセスでは、大垣市と桑名市まで約30分、名古屋市まで約40分です。
最寄りの空港は中部国際空港で、車で約1時間10分、電車で約2時間の距離にあります。
新幹線を利用する場合、岐阜羽島駅または名古屋駅が最寄り駅で、電車で駒野駅から名古屋駅まで約1時間でアクセスできます。
このように、必要に応じて都会へのアクセスが可能で、田舎過ぎず都会過ぎない、ちょうど良い住環境が魅力です。
不動産売却においては、交通利便性を重視する買主が多いです。
そのため、アクセスの良さをアピールすることで、早期に売却が進む可能性があります。

教育環境は？

海津市はCT教育の導入が迅速で、タブレットの整備などを早期に進めました。
現在、市内の全小中学校にAI型教材「Qubena（キュビナ）」を導入しており、子どもたち一人ひとりのペースに合わせた個別最適化された問題に挑戦できる環境が整っています。
また、スクールEライブラリー（電子書籍）を導入しており、タブレット端末を活用することで、常時1,000冊以上の本を手軽に読むことができます。
海津市は、学びの面においても、子どもたちの成長を支援する環境と体制がしっかり整った住環境です。

おすすめスポット

不動産売却時に住環境を知るために、買い物スポットや観光スポットをチェックすることは重要です。
代表的なスポットとして、羽根谷だんだん公園キャンプ場があります。

自然豊かな環境でキャンプを楽しむことができる場所です。
周辺には、遊び疲れた体を癒す南濃温泉や、地元特産品やキャンプ用品を購入できる道の駅「月見の里南濃」があります。
このキャンプ場は、ファミリーやソロキャンプ、子どもから大人まで幅広い層に対応しており、誰もが楽しめる魅力的な場所です。
市内にアウトドアを楽しめる場所があることは、不動産売却時にアピールすべきポイントです。
海津市は、お出かけやアウトドアが趣味の方に向けた不動産売却がおこなえる地域といえるでしょう。

土地や建物の売却時はチェック！海津市の不動産売却相場

最後に、海津市における不動産売却相場について解説します。

土地の相場

海津市における土地の相場は1坪あたり8万円です。
10年前と比較すると、相場は28.8％下落しており、前年比では0.1％の微増となっています。
過去10年間で大きな下落が見られたものの、現在は若干の上昇傾向にあるため、今後相場が上昇する可能性もあると考えられます。
土地の相場は立地や形状、需要の有無などに大きく影響されるでしょう。
不動産売却時には、その点を購入希望者に伝え、資産価値が今後上がる可能性があることをアピールすると良いでしょう。

一戸建ての相場

一戸建ての相場は1坪あたり47万円です。
10年前と比較すると、相場は34.9％下落しており、前年比では1.4％の上昇となっています。
一戸建ての相場も土地と同様に、10年前と比べて大きく下落していることがわかります。
ただし、現在は上昇傾向にあるため、不動産売却がしやすい状況といえるでしょう。

マンションの相場

海津市におけるマンションの売却相場については、現在具体的なデータはありません。
しかし、土地や一戸建ての相場が上昇していることを踏まえると、マンションの価値も上昇している可能性があります。
駅から近く、築年数が浅いといった好条件のマンションであれば、より高値での売却が期待できるでしょう。

まとめ

海津市は、東海地方を代表する河川である長良川と木曽川が流れており、自然豊かな街となっています。
アクセス環境や教育環境、お出かけスポットにも恵まれた、住環境良好な街です。
土地の相場は、前年と比べるとプラス0.1％上昇しており、一戸建ての相場は、前年からプラス1.4％の上昇となっています。